敷地は池田山の麓にあり、眺めのいい2方向に大きな窓をつくったら、30°に折れた家となりました。敷地から自然に導かれる形は、ご要望よりも優先順位は高めです。30°は安息角と言って、土砂などがくずれない安定した角度でもあります。夏至や冬至の太陽角を考えて軒の出や窓の大きさを決めるなど、自然から生まれる角度を設計に取り入れる事は、とても大切な事だと思っています。