建物を計画する時、まずそこに存在すべき姿を想像する。その土地が欲している姿を・・・。
また、それには建築主の意見というよりは、その人物自身を入れ込む。
東蒲原の家は純粋にその作業が遂行できた建物だ。
大小7つの庭を緩衝体として配置して各個室の独立性を高めた。
リビング・ダイニングはひとつの大空間を構成しているが適材適所において天井高に変化をもたせ、人間が落ち着きを感じることのできる高さに設えた。
和室は、オリジナルの漆喰材料を壁・天井と塗り回し明るく柔らかな間接照明を施した。
四方を田園風景に囲まれそこに浮かぶ建築、周りとの調和を意識し、馴染むように佇ませたかった。
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