敷地は、一般的な傾斜地とは言いがたいが、道路面につながる敷地と一段下がった敷地(≒-1600)という段差敷地である。また敷地そのものも、≒3000のコンクリート擁壁による造成地である。この段差をいかに生かした設計にするかが最大のポイントであった。ここでは階数は2だがフロアーは4層にわたるという変則スキップフロアー形式を採用した。また構造も、基礎を兼ねたコンクリートと木造の変則混構造形式である。メイン空間であるLDKは集成材曲げ加工により、外壁、屋根(天井)が一体の独特な空間を作っている。