兵庫県神戸市垂水区での専用住宅です。敷地は盆地形状の底辺部に位置し、周辺には住宅が建て込んでいるというロケ-ションです。そのような環境の中で如何に高い開放性を持たせる事ができるかが、デザイン上の大きなポイントであり、プライオリティ-を判断する際の基準軸となりました。この建築はCSH(ケ-ススタディ-ハウス)での実験を日本の住宅事情に翻訳する事をコンセプトとしています。建築は幾つかのボリュ-ムによる重なりやズレによって生じた隙間を生活空間に転化する事で構成され、住宅密集地における諸問題の解決を図るとともにCSHの持つ開放性を併せ持っています。それはクライアントの要望を満たし、また、建築家の嗜好も満足させる結果に繋がりました。
■グッドデザイン賞
■インテリア産業協会賞
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