大阪府貝塚市での一棟建てのカフェです。敷地は交通量の多いバイパスに面したロケ-ションで、周辺の環境も借景としての利用には適さない為、出来る限り「閉じる」事で内部空間の豊かさに視点をおいてデザインしました。しかし、カフェとしての性質上周辺へのサイン的な役目もあるため、乳白色のポリカ-ボネ-ト複層板で前面を覆い、内外双方からの視線を遮りながらも、建築としての特異性を持たせるようにしました。内部はエンジニアウッドによる構造体を露出させて、トンネル状に連なる事で空間を構成しています。ファサ-ドに用いた乳白色のポリカ-ボネ-ト複層板は、ガラスに比べて強度があり、断熱性能も高く安価です。加えて大変軽量なので、サッシや構造体の簡易化に繋がり、コスト的に苦心したこの計画では大変効果を発揮しました。
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