敷地は大きな都市公園に近く、高層ビルの公開空地に隣接した都心でありながら緑が感じられる開けた場所にあります。
こうした周辺環境と連続する穴ぼこだらけの建築を計画しました。
箱と床を形を変化させながら積層します。
箱の中は浴室・収納などの閉じた空間、箱と箱の間は外とつながる空間です。箱の配置をさまざまに変えることによって均一ではない豊かな場所をつくろうと試みています。
最上部の住戸にはオーナーである老夫婦が入居します。終の棲家となるこの場所には、各フロアを車椅子で移動できることと共に、ずっと家にいても快適に感じられる空間が求められていました。そこで箱の上に植物を植えられるようにし、どこにいても緑が感じられるようにしました。箱がずれたところがプランターになり、それが連続することで立体的な緑のファサードが生まれます。
自然や生態系のような有機的で豊かなつながりをつくりたいと考えました。
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