御牧原台地に建つ民宿です。
東京から長野へ移住し、そこで宿を営みたいというご夫婦。北アルプスを望む絶景の計画地です。
こちらで設定したテーマは多様性でした。
様々な素材を使い、様々な場所を作り、様々な景色を作りたい。
宿という用途からそのような物がゲストにやすらぎを感じることが出来ると考えたからです。
計画地は所謂「観光地」ではない。ここにゲストを呼ぶにはこの建物が目的施設となる事。それには多様性が必要だろうと思ったことも同様です。
ご家族で永い間使えることも、主眼において計画しました。
西向きの斜面地。敷地の一部は以前からある盛り土で東側の道路と同じレベルとなっています。敷地全体から見ると、法面となっている部分が多く、平らな部分は少ない。
最初に見たときから、「斜面に埋め込む。」ことは必須だろうと思いました。
1階(東側道路レベル)は開放的に。北アルプスを望む西側開口は全面ガラス。
地階は籠ることのできる場所。
それぞれ、内装も変えています。地階メインの床は鉄平石。この近くの佐久が産地です。浴室などにも採用しました。
壁の左官工事は建て主によるもの。
コストの圧縮も目的ですが、自分で作る楽しさも現れてくると思います。
幸和建設
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