プロジェクトHP
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2018年竣工予定の愛媛県の10件の住宅です。敷地である西条は石鎚山と瀬戸内海の間に位置しており、訪れるとまず豊かな自然環境を実感します。さらに、まちを巡るうちに西条の一番の魅力は、その自然と向き合うように住まいの近くに田んぼや漁港があり、自然と人の営みが一体となっていることだと感じました。
そこで、西条の民家が、農業や漁業など西条の風土や環境と向き合うことで生まれたように、西条の民家のしつらえを継承しながらも、今の時代だからこそできる、西条の風土、文化、歴史、環境と向き合う住まいを考えました。
特徴の異なる2棟とその間に同じ大きさの庭をつくり、向かい合うことで、生活は庭へと開かれ、庭からまち、まちから自然へとゆるやかにつながります。家々は互いに居場所をつくり合うことで、全体として敷地境界を超えたおおきな環境をつくります。日常が地球とか歴史とか壮大な世界へと繋がっていることを感じられます。以前から西条にあったかのような“自然さ”をもったまちが生まれることを願っています。
・自然の風や光を取り込んだ住まい
・庭や街に開かれた住まい
・自由でオープンな平面
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