西町(旧地名)は黒田藩士の住まいが多くあった地。今も寺や墓地、路地に往時が僅かに偲ばれる。
クライアントは祖母、子供2人の5人家族。日々の暮らしの中、家族が何気無く顔を合わせ、声を掛け、気配を感じることが出来きること、また柔らかな光に満たされ、風が隈なく抜ける家を望んだ。
家中央に吹き抜け、中庭を設け、各空間は様々な開口によって繋がり、刻々と移り行く自然を採り入れる。
ダイニングの高窓からは、子供の頃より遊び親しんだ寺の山門を見ることが出来る。
(Photo:Toshihisa Ishii)
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