間口3.7m、奥行17.4m東側接道。かつて東西に長い建売住宅として反復した区画の一つが計画地です。どうしても東西に長くならざるをえない生活空間の南側は直ぐに隣家にフタをされてしまっているため、北側斜線によって将来に渡り担保される高い位置にえぐり取ったように開口を設け、自身の内部空間の北壁に南から差し込む光を写し取る様な仕掛けを考えました。この住まいでは内部北壁が採光面(実際には反射面)となり、1階まで柔らかな光を届けてくれます。