伊勢市の新しい造成地に建つ家族3人のための木造2階建てです。周辺は豊富な緑を望める落ち着いた住宅地で、新しく造成された土地には約1.2mの高低差がありました。この高低差は建物のアプローチに大きく影響を及ぼす段差であり、特に釣りを趣味とされるクライアントにとってはたくさんの荷物の出し入れに不便な段差でもあります。
そこで今回の計画ではこの段差をそのまま建物に反映したスキップフロア形式とし、アプローチをしやすく、またそれによって生じる室内の段差を空間として有効に接続し、開放感と家族の気配を感じることができる計画としました。
そして温かみのある素材を多用しながらリビングには住宅にはめずらしい「背骨」があります。個性的でありながらホッとする家ができたように思います。
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