敷地は分譲開発地2区画分.東側に田園,遠くに山の稜線が望める恵まれたロケーションです.
軒の深い化粧垂木の連続した屋根が特徴的な住宅で,緩やかに境界を保ちつつ各空間がかさなり,遠景(山の稜線),中景(田園),近景(お庭)とつながりが感じられるよう計画しました.
家族の集うLDKは土壁中塗仕上で,東の景色をのぞみながら,半屋外空間の縁側を通し南のお庭も楽しめる場となっています.
写真:笹の倉舎/笹倉洋平
天理の家
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・軒の深い大きな屋根の存在感のある外観
・内部と外部と半屋外空間のつながりが楽しめる空間
・吟味した素材と職人さんの素晴らしい技術力
東側の景色を気に入り土地を決められたこともあり,その眺望を様々な生活シーンで楽しめ,また,お庭と半屋外空間との関係性を重視した間取りを希望されました.
全体のゾーニングがまとまったあと,開口部の取り方,屋根の掛け方による軒下の空間構成,土間やデッキの素材等一つ一つ提案させていただきました.
玄関土間の床仕上に選んだ淡路瓦の窯変タイルの色合いを確認しに,淡路島まで一緒に見学に行きました.微妙な色合いを嬉しそうに確認されていたとき,試作品のピンコロ石を偶然見かけたので外構の見切り材にとオススメしたところとても喜ばれたのを思い出します.土間空間の延長となる外構までイメージを膨らませることができ,帰りのドライブはお庭の話で盛り上がりました.
気になることや,疑問に思うことはなんでもお話しして下さい.日常のささいな会話や余談からも,家づくりに対する思いを多く共有することができます.