京都のご夫婦とお母様のための住宅です。吹抜けで家族の気配は感じつつもそれぞれの個室はしっかりとプライベートとして確保した住空間にしました。
あまり多くは望まれないお施主様でしたが「住むのがとても楽しみです」とのお声をいただきました。構造体も天然の無垢の木を使用しているので出来るだけ存在感を出しつつ開放感のある計画を目指しています。
出来るだけシンプルな意匠が良いと考えていましたが、お施主様は思いのほか壁のデザインなどにアクセントを加えたいと要望がありました。
飽きの来ない、そしてごちゃごちゃとならないようプロとして判断しつつ、取り入れていきました。仕上がりなどゴールに対してお施主様と設計側の意見が違うことがよくあります。そういった時は話をしながらこちらの提案とお施主様の要望を組み合わせて、一番最適だと思う答えを出すように心がけています。
住空間を豊かにするヒントは住まわれる方と設計する者のコミュニケーションにあると思います。どれだけコミュニケーションを取って、お互いが信頼し合える関係を作れるか。それが心地よい空間作りに繋がると信じます。
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