郊外の住宅地に計画したペストリーショップです。
地元で人気店だった洋菓子店を事業ごとリニューアルし、新たなファンづくりのためのホスピタリティと焼立てをそのまま提供するしずる感を大切にした小規模な店舗を望まれていました。
また、アフターコロナ対応として無人販売ができる店舗が求められました。
前面道路は近隣住民の方々の生活道路ゆえ交通量が多く、新規顧客への視認性を高めて興味を引くファサードにすべきだと考えました。
フルハイトのサッシで透明度を高め、商品が並ぶ陳列カウンターをファサードからひとつながりにつくることで自然と店内に誘う仕掛けを施しています。
内部の様子が手にとるように分かるコンパクトなサイズにすることで、ブランドの空気感を凝縮したショーケースのような空間を目指しました。
職人の手仕事が光るペストリーの魅力を伝えるため、内装に使用する素材は職人技術が光るものを採用しています。
無人店舗ゆえに無機質な印象を与えないように素材の表情や色味を吟味し、均一な表情にならないようマテリアルの個体差や肌理感をそのまま魅力的なノイズとして活かして温かみのある空気感をつくりだしました。
店員がいなくともお店のもてなしやビジョンが伝わる、そんな豊かな表情を持ったショップとなることを期待したデザインとなっています。
①視認性の高いファサード
②しずる感を感じるオープンキッチン
③心地よいマテリアルの表情
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