兵庫県西宮北口駅から徒歩10分のこのマンションはY氏が最近購入したもので、Y氏は老後の棲家としたいとの意向である。マンション自身は昭和38年竣工であり、新耐震はるか以前の建物であり神戸沖地震影響で大梁にクラックが入っている。躯体だけを残し、内部内装を全て解体し、新たに内装を挿入することとした。梁が大きく、階高が低い。このことを感じさせない部屋の構成と仕上げ素材の選択をした。老夫婦が住む前に、今は若いカップルが仮の住まいとしている。