Adorn your life to its best!『人生を最高に飾れ!』
studio m+により設計施工された大阪のマンションリノベーションの中から狭小住宅におけるリノベーションデザインのご紹介です。
水周りや寝室の空間は、すべて構造合板+染色で仕切られ、大工による木造作で大きな家具でコンセプトでリノベーションされました。狭小空間における空間活用の試行錯誤から生まれたアプローチで、住まう住人の感性を押し上げるものが出来たと思います。
洗面、トイレ、洗濯機、脱衣収納をt=24、1000×2000の構造合板で区切り、大きな家具として各機能をコンパクトにまとめてみました。一般的な壁を持ない構造の為、デティールは極めてフラットで、ドアのインセット、アウトセットの仕口がデザインの肝となっています。使われた塗料はリボスのカルテッドで三度塗りとしていますが、一回目に色の入らない固い部分だけを塗ることで出来るだけ木目のコントラストを消しています。洗面器は24mmの構造合板をエポキシ樹脂で固め防水機能も持たせています。そこにミラーに穴あけ加工を施しヤコブセンの水栓Volaを取り付けてみました。大きめのミラーの使用を前提にしたフラットなデザインで広がりを感じられるように考えています。また、浴室にガラスを用いて外部からの採光を取り入れています。収納は、柱とユニットバスの間にある配管スペースを利用して壁の中に制作しデットスペースを限りなくしています。ミラーの取り付けには、そこに写る景色を考えながらデザインを行っていますが、ここではオリジナルで制作したタオルハンガーで空間に変化を付けてみました。フラットにデザインされた空間では一つ一つのプロダクトのデティールも重要になる為、細心の注意を払っています。洗面の底は色を混ぜたエポキシ樹脂を厚めに塗り重ねることで透過性のある濃い目のグリーンから木目が見えるようにしています。この空間はチープとラグジュアリーを混在させてギャップを作ることでよりクリエイティブにそしてインパクトが感じられるようにデザインされました。また、浴室にはハーフユニットを使用し、彩度の低い木部に対し彩度の高い艶のあるグリーンのタイルで演出しています。床は素足感がとても良いBOLONを使用、浴室のテンパードアの取っ手はUNIONの南部鉄を合わせています。そして夜には、間接照明が直線を強調し、また壁面を照らすことで空間の一部として素材感が感じられようになります。一感を持たせるため、洗面で使われたコンセプトはキッチンにもあてはめられました。フラットでミニマルを強調するため天板にはバーチの耐水合板t=9面材と側板は構造合板t=15引き出し内部はラワンランバーコアt=15で造られています。
階段と子供の収納スペースは24㎜、それ以外は12㎜の合板で制作され、シャープで機能を持ち合わせたデザインとなっているのも特徴です。
天井を解体し天井高を確保した左側クローゼット部の上部は子供のベット、裏側はWCと洗濯機のスペースで、リビング側の梁下にはガラス棚と冷蔵庫を配置しました。また各部の隙間という隙間には、収納や引き出しを設け空間を余すことなくデザインすることに成功しています。また、夫婦の寝室部下部もクローゼットとして機能しています。
刺激的に見えるこの空間では、就寝までの間は、小さな子供の遊具として活躍し、機能+デザイン+αの要素まで兼ね備えています。
狭小住宅では、家族のコミュニケーションを図るリビング・ダイニングのスペースの確保が課題となりますが、このプロジェクトでは大きな家具で空間を構築する考え方で、その問題の解決し25畳ほどの大きな空間を生み出しました。
リノベーションをする上で既製品を使用することは、より便利で生活の質を上げ豊かにすることは間違いのないことですが、このように職人の熱量を感じられるアプローチもまた人の心に何かを生むとstudio m+は考えます。
リノベーションにおいてクリエイティブな発想が、より機能的に、またデザインとして有用にもなることが証明されたプロジェクトだと考えています。
スケルトンからローコストでのリノベーション
高さを利用した空間利用
収納アイデア、造作家具
狭小空間で4人が豊かに暮らすためのリノベーション。
必要最小限の間取りを考え、薄い板やガラスで光、スペースを十分に確保しクリエイティビティーを感じられるもの解決
クリエイティブな空間は貴方の感性を豊かにし、ポジティブな結果を生み出します。
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