この計画は「注文住宅」の集合体です。
4戸のオーナー住戸と2戸の賃貸住戸は、雁行した平面形状を持つことで、各住戸に固有のアプローチとなる前庭を演出しつつ、東西南北4面からの採光換気を可能にしました。
お客様は当初は某ハウスメーカーで設計を進めていたものの、典型的なアパートプランに不安を感じられて、弊社に相談に見えました。同じ床面積、同じ工事費で採光通風などを考えた気持ちのいいプランが可能であることを伝え提案しました。
各住戸の好みはそれぞれ違った為、それぞれの要望を1つの建物の中に共存させる作業は難解な立体パズルでしたが、結果としてこの違いがそれぞれの住戸の特徴となりました。
「集まって住む」ということは、それぞれの要望を平均化する事では無く、それぞれの要望をしっかりと我儘に具現化することだと信じ、一戸建て感覚で住まうことのできる集合住宅の形を模索しました。
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