「浮遊する緑」による「空間の分解と視線の合成」です。
既存天井の円弧上の造形照明ボックスの意匠を踏襲し、その直下に頭上に浮かぶ植栽帯を配置、その下部には機能的なテーブルを設えました。
①「浮遊する緑」は、広い店内の空間を緩く分解しその空間(エリア)に役割を与え居場所を与えています。
エリアは、物販エリア・小上がり席・ギャラリー席・ソファ席に分解しています。
②「浮遊する緑」は、店内空間において緑視率を上げお客様の視線を合成(集め)リラックス出来る空間を提供することにも一役を担っています。
③「浮遊する緑」下部のテーブルは、什器としてフレキシブルな使用を想定し、通常時は、料理提供カウンターとして貸切の際にはバイキング・立食用の大型テーブルとしても機能します。
この施設は、社会的意義のある取り組みとしして障害者就労支援に対する社会的仕組み造りも重要な部分です。
「就労継続支援B型事業所+飲食店」であるということです。
障害者の就労継続支援事業はもちろんですが、それだけではなく、障害者等関連施設で製作された製品を
・店内の物販エリアにて多くのスペースを確保して販売すること
・店内のメニューに取り入れること
・アート作品を店内に展示し購入できる仕組みを組み込むこと
このような、障害者が社会で当該製品をマネタイズできるシステムを飲食店へ持ち込んだことも非常に価値のある建築となりました。
このように、建築を使用することで可能となる社会的意義のあるプロジェクトの一役を担えたことに対してクライアント様には、大変感謝しております。。
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