昭和の高度成長期に開発された戸建て住宅地の集会所の建替えです。これまでのプレハブ平屋建てに対し、通りに開かれた造りと、一部2階建てながら高さを抑えることが望まれました。側壁とつながった特徴的かつシンプルな片流れ屋根と、戸建て住宅には無い開口部の組合せが、コンパクトなボリュームながら集会所らしさを感じさせています。1階の集会室に加え、2階スペースも通りに面する平面計画とし、日々の裏方活動の様子も町内から感じられるよう配慮しました。
また耐震性、防災倉庫、通信環境などへの配慮と共に、前庭と集会室やキッチンを近づけることで、屋外行事や災害時にも使いやすい造りを目指しました。北向きながら採光に配慮した集会室は明るく、キッチンだけでなく2階スペースとも視線がつながり、屋内各所を連携させながらの自由な利用が可能になっています。
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