伊万里の家 - リノベーション

　この家を守り続けてきた力強い梁や柱を生かしながら、現代の生活に合わせた間取りと性能を確保する事を求められた。
　築七〇年を越える建物は、白蟻の被害や構造の状態から、大規模な補修が必要であったため、柱と梁、屋根の下地までを残して解体し、構造の補強と、湿気対策や断熱性能の確保を目指した。
家族が一番良い環境で生活できるように、間取りの大幅な変更をしつつ、高齢のお母さまが少しでも生活しやすいように、段差を一箇所にまとめ、できるだけバリアフリーに近づけた。
　小屋裏の梁を生かした吹き抜けには、屋根裏部屋のようなロフトを作ることによって、空間に奥行きと回遊性を生み出している。
過去の記憶と新しい生活空間が、家族の日々の暮らしをやさしく包み込み、また新しい記憶が、この家にきざみ続けてられていくことを願ってやまない。

詳しくはこちら、
http://class-aa.com

class

大石憲一郎＋ 新田崇博

設計事務所会員

設計事務所会員とは

主に建築物の設計監理や建築デザイン等を行っている建築設計事務所や建築家を示します。

通常営業中です

詳細を見る

この専門家に相談する

この専門家の資料をリクエスト

前の建築事例

酒井西の家／佐賀県

次の建築事例

旬家　やまびと