大阪出身の北海道在住の方が、大阪に戻られる事になり、新築された家です。
要望は、冬に大阪に里帰りすると必ず風邪を引くので、北海道と同じ基準で暖かい家を造って欲しいと云うものでした。
北海道の住まいの、冬場の快適性と、関西の気候風土を融合させた家造りと心掛け、北海道の住まいより暖かいとの、評価を受けました。
1廊下や間仕切り壁がないため、家のどこにいても同じ室温
2吹き抜けを通じて一階と二階の隔たりがないため、家族の気配を感じられる。
3耐震等級3を取得
■北海道で建てても寒くない家との要望を頂きました■
建築主様曰く、関西の家は、北海道の家より寒いらしく、帰省で関西に来るたびに、風邪を引かれていたとの事でした。
北海道と同じ断熱性能の家を、要望されていましたが、建設する場所は大阪です。大阪には大阪の気候風土があり、北海道の家はそのまま持って来ると、夏場の室温上昇がものすごく、耐えられたものではないでしょう。また春・秋の自然の風を取り入れたい季節にも対応させないと、良い家にはなりません。
その為、風の流れを読み、夏の日差しを意識しながらの設計となりました。
室温を均一にするため、ダクトファンを床下から天井裏まで配置し、空気を循環させています。夏の日差しに対しては、電動式可動テントで調整出来るようにしています。
省エネは、高価な設備を設置する事ではありません。
僅かな予算で、建設地の地域特性を読みながら、工夫して行うものです。
断熱材や、断熱窓の良し悪しだけで、省エネ性能が決まるのではありません。
温熱性能が高ければ、廊下で部屋を仕切る必要が無くなります。
その分コストが抑えられ、ヒートショックもなく、光熱費が下がり快適に住まう事が出来ます。
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