相模湾沿いを走る143号線から少し入った内陸、防風林のなごりである松が8本鎮座していました。 先人と共生し合える家を目指し、枝振りを測量して松の間を縫う様にプランをまとめました。その甲斐もあって、現在でも全ての松がこの家と共に時を刻んでいます。海に近い環境をより活かせるように、窓の外側には夏の強い陽射しを制御する電動ブラインドを取り付け、吹抜けには涼風を家全体へと流せるように全面開閉できる壁を設けています。