南側が多摩川の河川敷とその土手に面する敷地で、反対側の敷地北側には用水路があり清水が流れている。多摩川の背後には山の稜線が広がり人家も見えない雄大な景色が拡がっている場所である。版画を専門とする美術家のためのアトリエ兼用住宅であり、1階の土間のアトリエには大型のプレス機2台他が設置される。敷地面積はかなり広いが建ぺい率30%X容積率50%という制限のなかで極力大きな面積をローコストで実現するために、正方形平面+総2階建て+緩勾配切妻屋根のとてもシンプルな家とした。コスト削減を徹底するために樋や防水バルコニーも設けず、壁天井の内装は全て合板表しとして建主自らにて塗装を行う予定である。建物の南側に広く残した空地にはガーデニングを趣味とする建主が、住みながらゆっくりと好きな植栽を施していくこととしている。
超ローコスト化のための究極にシンプルな空間構成
多摩川の素晴らしい眺望を取り入れた2階テラス
版画家のための広いアトリエ土間
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