●すまいのリフォームコンテスト「住宅リフォーム推進協議会会長賞」
●まちなみ住宅100選「住宅リフォーム・紛争処理支援センター理事長賞」
●TEPCO快適住宅コンテスト佳作
家族が増えたことを期に手狭になった既存の住宅を増築することとなりました。それに併せて既存部分も階段を付替えたり、水廻りを一新するなどの全面改装を行いました。6人家族のためのオール電化住宅に生まれ変わりました。
当初は壁・天井の下地を残す計画でしたが、木軸の欠損、構造の不整合が目立ったため、今回の構造計算に必要な柱・梁に関わる部分は全面的に剥がして補強を行うことになりました。
「まちなみ住宅」100選 審査委員会より次の講評をいただきました。
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日本の戸建て住宅は近世の武家住宅を継承して、敷地を塀と庭で囲み、そのなかに入り隅と出隅の多い母屋を配する。戦前の郊外住宅の屋敷では200坪程度は珍しくなかったが、近頃は母屋が大きくなったのに、大都市では30坪を切ってあたりまえなほど敷地のほうは狭小になっている。そうなると、かつては庭木に隠れていた母屋が街路景観にまともに表れ、各戸が妍を競うだけの乱雑な街並みになる。
この作品では、現代の典型的な郊外住宅に輪郭のはっきりした増築を重ねて、快い秩序感のある街並みを作り出している。しかも、元の住宅を全く覆ってしまうのではなく、その名残もあり、履歴を感じさせる深みのある外観となっている。
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