敷地が北側に拡張したことに伴って、書庫と車庫を増築しましたが、この計画の最大の特徴は、車庫や書庫そのものにあるのではなく、車庫と書庫に挟まれた外部空間にあります。
写真の木製デッキは元々、ピロティ状(=上に建築物があって柱で囲われた外部空間)のカーポートだった場所。
デッキというと、陽のあたる南側に張り出すものと発想されがちです。
しかし、庭の鑑賞という点で考えると、南側の庭というのは逆光になり、樹木の影を見ることになります。
一方、北側の庭は樹木に陽があたり、枝葉の成長を感じることができるので、綺麗に感じます。カーポートだった北側にデッキを設けるということにも一理あるのです。
また、西側の隣地が下っていて、デッキから見るとお隣の2階の屋根が1層分の高さで見えます。家並みに沈む夕日を楽しむことができる、いわばサンセットテラスと言うことができます。
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