計画地は城下町の風情が残る地域です。西側は東城川、城山を望み川を流れる水の音が聴こえる場所です。北側は交通量が多く、プライバシーを確保するとともに東城町の町並みに馴染むたたずまいとしました。約40mの一筆書きの連続した屋根は広い敷地に2つの庭をつくり出し、内部から見ると連続した長い庇として、内外を繋げる役割をもたせています。また、内と外が連続する事で、通風や採光を確保し、視覚的広がりを持たせる事を意図しています。一枚の面を折り曲げることで開くことと閉じることを同時に解決し、近隣のコミュニケーションの場をつくり出し、町並みの一部として存在することを望みます。
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