広島市郊外の2世帯住宅の計画である。北側を低く抑え南側を持ち上げる単純な作法により、南側道路からの視線を遮りながら住宅の北側奥まで光を取り入れることを可能とし、その事により高低差のついた空間を利用して暖められた空気を屋外に排出する計画として、機械に頼ることなく自然の換気装置としての役割を住まいの器自体に持たせるよう考えた。ちょっとした操作により導かれた形態をシンプルで機能的に組上げて表現した住宅である。
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