ダンスをする際に人が最も意識するのは平衡感覚を保つための床である。 つまり床の存在のみが重要であり、逆に言えばそれ以外のものは意識され なくてもよい。そこで鏡に白いドットのグラデーションを塗装し、足元だ けは四周に鏡面を露出させることにした。色味の強い木の床は強い存在感 で壁の奥へと溶け込んでいき、床以外は曖昧なものになる。快適なダンス レッスンを突き詰めた結果、このスタジオは霧に包まれることになった。
鏡に印刷したグラデーションが霧を作り出す。
床が壁の奥に溶け込んでいくよう。
床だけを強調することを考えた。
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