畳座の家

畳の居間で暮らしたい。」
なんと素敵な依頼だろう。
畳はくつろぐ事も、寝る事も、集まる事も、あらたまる事も、しつらえ次第で全てを許容してくれる万能床材。そんな畳の生活に思いをはせながら家づくりは始まりました。

高台というロケーションを活かして、景色に対して開放的に開きます。
限られた空間を少しでも広く活用できるように、建具を使って部屋を間仕切ったり、各部屋間の天井面をゆるやかにつなげて、空間に奥行きを与えます。
何より、ご家族が生活や成長に合わせて、楽しんで、工夫しながら暮らせるように。

畳にゴロンとくつろいで？縁側でお弁当を食べてみたり？盆正月はみんな集まってお座敷モード？障子越しの柔らかな光の中で昼寝して？今日もそんなご家族の暮らしに笑顔があふれている事を願って。

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大石憲一郎＋ 新田崇博

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