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【急ぎです!】住宅購入にあたり、擁壁の概算価格を教えてください。


鎌倉市のレッドゾーンに入っている、中古住宅購入を検討しており、擁壁含めて総額がいくらになるかで、購入有無の判断をしたいと思っており、ぜひ専門家の方からのアドバイスをいただけたらと思っております。


【現地は以下となります。】

・家の裏側がすぐに山側となっており、レッドゾーンにかかっている

・横22m、高さ大凡3m (山自体はとても高いですが、3-4m辺りで一旦平地となっており、住宅地側から確認できるのは、3m程となります)

・色々と擁壁について調べたところ、コンクリートの擁壁よりも地震に対する安心度も耐久性も高い、
補強土壁 (テールアルメGSなど)を検討したいと思っております。


【質問】

①現地状況から、本当に命を守るとすると、高さ何メールの擁壁が妥当でしょうか。

②その場合、通常のコンクリート擁壁の場合のコストと
 検討してる補強土壁 (テールアルメGSなど)の場合、それぞれ概算どの位の金額が必要か教えていただきたいです。
(1千万円台なのか、3千万円台となるのかなど、概算のイメージで問題ございません)

③山の面積の半分が、自然の岩盤のようなものがあるのですが(写真参照)、そちらは擁壁としての機能は果たせるものでしょうか。

その場合、その部分は擁壁が必要ないということでしょうか。


お手数をおかけしますが、よろしくお願い致します!!


#アドバイス求む #土地 #擁壁 #土砂災害
家づくりカテゴリー:土地
RCで家たてたほうがよいとおもいます。
2022年 6月 3日 11:54
早々にご返信いただきありがとうございます!

RCをオススメいただいているのは、
擁壁を建てるよりも、RCで建て直す方が
万が一土砂災害があった場合、安全性を確保できるため、という理解であっていますでしょうか?
2022年 6月 3日 12:05
前提としまして、こうすれば絶対に安全であるということは設計者も役所もお伝えすることはできませんので、それを了解されることが必要です。その上でレッドゾーンである理由や懸念、これまでの敷地の使われ方などを把握し、仕様を決定していくことになりますので、①の何メートルが妥当かは回答しずらいところです。②のテールアルメGSは土木工事ですので、一般的な工務店や住宅会社では工事できないと思われます。金額含めてメーカーに確認される方が確実です。③は擁壁ではないと思われます。結果的に擁壁のように機能している感じでしょうか。頂いている情報だけでは購入是非の助言までは難しいのが正直なところです。。
2022年 6月 3日 16:02
土砂災害防止法の土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に該当する場合は、建物の一部にRC造の壁などを設置する必要があります。見た目は混構造のような建物のイメージになります。安心してお住まいになるためには、中古住宅でも、そうした建物に防護壁を設けるような仕様に改修されるとよろしいかと思います。がけ崩れ、土石流、地滑りなど、大雨の際に様々なパターンでのリスクがありますので、擁壁での防御だけではなく、最終的に建物で守るという概念が土砂法だと思います。津波が堤防を乗り越え場合、最後は建物の構造で守り切るようなイメージだと思います。擁壁の信頼性は周辺状況のリサーチで判断され、建物は一部RCを取り入れるなど、擁壁と建物の双方で安全面を評価する必要があるのかと思いました。少しでもご参考になれば嬉しく思います。
2022年 6月 3日 21:09
ご丁寧にありがとうございます!

絶対に安全というものがなく、何mだと安全だというのも断言できないこと、
また補強土擁壁は一般住宅では使えないことと、とてもよく理解できました。

やはり現地を確認いただかない限り判断が難しいものですよね。

理解できていなかったことがクリアになったので感謝いたします!
ありがとうございました!
2022年 6月 3日 22:48
とてもわかりやすくご丁寧にありがとうございます!

なるほど、最後は家で守るという観点、とても理解し納得いたしました。

リフォームの際に一部RCとすることを前提に一度検討させていただきます。
ありがとうございました!!
2022年 6月 3日 22:51
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