長崎の斜面に建つ住宅の計画です
食堂からの眺め
収納の工夫
コンパクトでも盛りだくさん
施主からのメッセージ
今回、新築住宅の設計・監理をお願いしました。比較的小規模(132平米)な住宅でしたが、土地の取得や別件工事などの関係でプロジェクトが長引き、最初の依頼から竣工まで2年半ほどかかってしまいました。その間、月2回の打合わせを続け、上棟後は週1回の工事監理と打合せをしていただきました。所長の大場先生とは長期にわたり頻回にお会いしていましたので、プロジェクトの終盤には古くからの友人のような感覚さえありました。この長期にわたる打合せはいつもクリエイティブで、建築家と家を造り上げていく楽しみに満ちたものでした。大場先生はこちらの要望を具体的な建築案として提案され、詳細に図面に書き込んでいきます。疑問があるときは先生の手掛けた建築例を見学することもありました。最終的に50ページ近くの設計図書となりましたが、現場まかせの曖昧さがなく、細部に到るまで合理的な設計書になっています。それでも施工の詳細や建具の収まりなど、現場でなければ決まらない部分も多々ありますが、毎週の工事監理で的確に現場指導されていきます。大場先生の作例の特徴は、この細部の丁寧な仕上げと合理的なデザインにあります。表面的な形だけのデザインを排し、機能的な整合性と細部の仕上げへのこだわりによって、質の高い上品な空間が創られているのです。デザインに関する知識と経験も豊富で、どのようなスタイルにも対応されますが、作例を何件か見学させていただいて、常に共通しているのはこの空間の上質さです。図面だけでは分からない部分なので、検討されている方はぜひ作例の見学をおすすめします。また、実現したいアイディアやこだわりがある人、施主支給品を多用したい人、建築やデザインが好きな人、時間をかけて家づくりを楽しみたい人には特にお薦めいたします
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