日本は、四季折々の季節感を楽しめる国だと思います。
「京都の住宅」は、住宅の様々な諸室を一旦分解して、すべての部屋がバラバラに中庭とデッキテラスを中心にもう一度集合させた住宅です。
それぞれの部屋に行くには、必ず一旦外気の通るデッキテラスや中庭を通らなければいけません。
京都の四季を日常的に感じる住宅ができました。
①中庭
京都の町屋に見られるように、奥行きのある土地に中庭を設けそこを中心に住宅の空間が展開するようにしています。
②アトリエ
RC造のアトリエを住宅の離れのように扱い、住居と仕事場の適当な距離感を提案しました。
③広いデッキテラス
玄関を入って階段を上がると広いデッキテラスの中央へ、中庭と共にこの家の中心になっています。
アトリエと住居の共存、京都らしさ、街並み、間口が狭く奥行きのある京都らしい敷地にどうやってプライバシーを守りながら住むか?
中庭とそこを中心に展開するアトリエと住宅の様々な部屋を広いデッキと共に解決しました。
冬に雪が降った時、庇に開いた丸い穴の形でデッキテラスに雪の白い円が出来ました。
それをみて、クライアントが雪見酒を呑んでいると電話があり、住宅を楽しんでいるんだなあと実感しました。
ほとんどの人にとって、家を建てるということは一生に一度の大きな事業です。
楽しんだもの勝ちです。
たくさんの夢を相談してください。
季節
日本は、四季折々の季節感を楽しめる国だと思います。
「京都の住宅」は、住宅の様々な諸室を一旦分解して、すべての部屋がバラバラに中庭とデッキテラスを中心にもう一度集合させた住宅です。
それぞれの部屋に行くには、必ず一旦外気の通るデッキテラスや中庭を通らなければいけません。
日常的に外気に触れ、季節を感じる贅沢な住宅なのです。
納谷学
かい構造設計 寺門規男
熊倉建匠 熊倉敏夫