SUMIKAには、家づくり専門家の方々からさまざまな建築事例が登録されています。そのなかから今回は「京都府」の住宅の建築事例をご紹介します。山の緑を楽しむ家や半屋外テラスのある家、こだわりのガレージハウス、京都特有の間口が狭く奥行きのある敷地、築100年を越す木造住宅の大改修など、さまざまな課題を解決して実現した建築事例をぜひご覧ください。
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<1>北ノ口の家
北と西側に幅員8mの道路、南北に少し幅がある北西角地が敷地であり、道路面から1.7mぐらいの高低差がある土地でした。
隣接する東側と南側そして北側道路を挟んだ区画は、戸建住宅となっています。西側は、道路を挟んだ向かいが、道路に張り出すぐらいの背の高い竹林があるといった場所。背が高い竹林で、日が早く陰るが、夏の暑い西日を受けなくて済みます。そして、目の前に緑が見え、鳥の鳴き声や風の流れなども聞こえるような静かな場所でもあります。
水回りや生活空間を共有した二世帯住宅です。完全同居型はキッチンもお風呂も玄関も一緒でお互いのプライベートが取りにくい空間となりやすいため、まずはそれぞれの個人部屋をしっかり確保した上で、WCや洗面、階段など、生活諸室へLDKの真ん中を通らずに行くことができるよう裏動線を作っています。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:150~200平方メートル未満
・予算帯:3000万円〜3500万円未満
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<2>外もしっかり住み込む住まい:木津川のガレージハウス
車やバイクを大切にされるクライアントと敷地がもともと持っていた≒1.2mのレベル差をどのように結びつけるかを考えることによって導かれた空間です。道路レベルにあるアプローチは併設されるガレージを眺めながら中庭に向かってレベル差を解消しながら導かれ、その先に住空間を収めた棟が現れます。
インテリアはクライアントの所有するモノ達に彩られる事を前提に、背景として一部木材以外は無彩色に統一されています。
半屋外の空間を玄関として考えることで内部のLDK空間を広く確保することができています。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:300平方メートル以上
・予算帯:3500万円〜4000万円未満
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<3>平屋空間を最大限に活かしたリノベーション住宅
京都の市街地にある平屋建築で、四方を住宅に囲まれた路地奥の再建築不可の木造住宅です。大工である施主の父が自ら建てた建物は築年数が経ち、根本的なメンテナンスと耐震改修工事が必要でした。
一室空間の中でも視覚的変化を楽しめるように計画し、調和と繋がりをつくり、互いの存在を感じつつ家族が別々のスペースを楽しめる空間をつくりました。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(全般)
・敷地面積:50~100平方メートル未満
・予算帯:700万円〜1000万円未満
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<4>3台駐車可 3つの庭を持つガレージハウス
敷地が南北に長かったので「前庭」「中庭」「裏庭」と3つの外部を配置しました。
インナーガレージとしては3台ですが、その前に3台、「前庭」に2台、計8台はゆったり駐車できるスペースとしました。駐車場から「中庭」へは直接アプローチできる動線も確保しました。
「家族で気軽に屋外で食事がしたい」「近所の友人とBBQを楽しみたい」という要望を「中庭」が叶えてくれます。22畳ほどあるLDKの南に連続することでアウトドアリビングになります。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:300平方メートル以上
・予算帯:4000万円〜4500万円未満
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<5>半屋外テラスのある家
閑静な住宅地での建て替え計画です。
いろいろとご要望はいただきましたが、敷地は京都特有の間口が狭く奥行きのある形状で、3階建て住宅に囲まれている中、プライバシーを確保しながらどのように明るく快適に過ごすことができるかが一つのテーマでした。
吹抜けや中庭を設けて採光を確保する事も解決策として考えましたが、本計画では家族がメインで過ごすLDKを2階へ持ち上げ、屋根形状を生かした勾配天井とすることで、明るく開放的な空間となっています。リビングとダイニングは、一体空間ながらも床の段差により領域を分けることで「食事をする」「寛ぐ」という行為を心理的により促してくれます。
また道路側に配置したテラスは、可動ルーバーが風や光を通し、プライバシーを確保しながらも家族の気配が外部へと伝わり、内外をつなげる心地良い中間領域をつくりだしています。
【事例詳細】
・構造:木造(全般)
・予算帯:2500万円〜3000万円未満
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<6>船岡山の家
山裾に位置するため、西側で7.5m接道し、奥行きが18mと東西に長く、敷地内に1.5mほどの高低差がああります。北側と東側の隣地は高さ3mほどの擁壁の上にあり、南側隣地は2階建てアパートの共用廊下に面しています。隣家の存在や擁壁の圧迫感をなるべく感じることなく、山の緑を楽しむことができるようなプランを検討しました。
切妻屋根が架かる2つの躯体を雁行配置させ、山に対峙する外壁面を増やすことで、この家の主な居場所にある開口部は庭やその先の船岡山へ向かって開くことができました。また敷地の高低差を活かし、高さ方向にも躯体をずらしてスキップフロアのプランとし、玄関から家の奥へ山に向かって進むような動線を考えました。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(全般)
・敷地面積:100~150平方メートル未満
・予算帯:3500万円〜4000万円未満
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<7>日当たりのよいリビング空間、夏が涼しく冬温かい家
建蔽率60%、容積率80%、第一種高度地区、と非常に厳しい条件の土地にできる限りのびやかな住宅をということで依頼を受けました。周辺も密集した住宅地で、開く方向、閉じなければいけない方向を入念に検討し、2階レベルの窓から光の注ぐ開放的な空間を設計しました。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:100~150平方メートル未満
・予算帯:2500万円〜3000万円未満
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<8>光庭のある家2(中庭のある暮らしを楽しむ家)
軽快な切妻屋根が連なる、印象的な外観の和モダン建築です。LDKが敷地北側の奥まった位置にありますが、光庭のおかげで、冬でも陽射しが射し込み、天気の良い日中は暖房が要りません。高断熱・高気密仕様で、外部のサッシにはトリプルガラスを採用しました。
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<9>西国街道沿いの家
築100年を越す木造住宅の改修計画です。住宅+アトリエになります。
これまでの度重なる増築や改修行為に多くの箇所で欠陥が生じ、住み手を悩ませていました。それらを踏まえ、三人家族が暮らすのに十分な間取りを確保した上で、耐震補強および既存物を再編するよう進めました。
構造補強の方法として母屋の屋根を支える棟木柱、梁を新しく設けた鉄筋コンクリートの壁と緊結し、建物全体の壁量を確保するとともに、ベタ基礎も打設し柱脚部と緊結し地盤の安定性を確保、時間の蓄積された力強い既存木構造に負けないRC壁は意匠と補強を両立させました。また、既存の木構造がつくり出す空間の本質を引き継がせるよう心がけました。
【事例詳細】
・構造:混構造
・敷地面積:300平方メートル以上
・予算帯:5000万円以上
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文:SUMIKA運営事務局
※この記事はSUMIKAの過去掲載した建築事例をもとに作成しています。記載内容は各事例登録時の情報です。