親夫婦2人には広過ぎる戸建住宅を「独立型」の二世帯住宅へと改修。地下1階地上2階の建物のうち、地下1階と1階を親世帯に2階を子世帯に分離。親世帯は2階にあった水周りを1階に移設し、手を加える部分を最小限とし、コンパクト化と機能更新を図りました。2階の子世帯は、内部の間仕切りをいったん全て撤去。コンクリート躯体だけにした上で、内部を全面改修し、直接アクセス可能な外部階段を新設しました。
子世帯の中心となるのは、家族や友達が「食」をきっかけとして集まれるようしつらえられた、全長6.3mの「ロングダイニングキッチン」。そこから各空間がダイナミックに繋がっていきます。改修前は小部屋に区切られ、眺望の良さも生かされていませんでした。改修後は一体感のある大きな空間となり、大きな開口部からは街並の移り変わりが眺められ、四季折々楽しめる住宅となりました。ライトを落とすと目の前に幻想的な夜景が広がります。
インテリアは、無垢フローリング、珪藻土、タイルなどの健康素材を使用し、心理的にも落ち着ける色調にしました。また、表面の華やかな部分だけでなく、防水やひび割れ等の老朽化対策や設備配管、熱源更新等の修繕工事についても合わせて行っています。
事務所のサイトでも詳しく紹介していますので、是非ご覧ください。
http://www.uemot.com/case/renovation/renovation_detailat01/
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