複数の個室をどう繋ぎ、また離すか。そのように連接された場に実態としての空間を与えることのできるシンプルな建物の構築法。そのように構築された建物を快適な住空間とするため、最適と思われる手段。このような手順をとることで、現在から10年後・20年後の可能性までを引き受けられる建物が成立すると思えた。そして30年後には、今と似た状況がやってきて繰り返されるだろう。