エアブレス住宅に太陽光発電とエネファームのダブル発電プラス土壌蓄熱式床暖房を搭載した住宅です。
今回の3.11における大震災では、津波の被害が甚大で、多くの犠牲者を出してしまいました。住宅の高い耐震性だけでは、多くの被災者を救えなかったことも事実であり、住む人の安全を第一と考え、耐震性の高い家造りを心がけてきた私としても、とても残念で仕方ありません。
その後の福島原子力発電所による放射能汚染被害と共に、相次ぐ原発の停止、それによって引き起こされたエネルギー危機は、国の政策はもとより、私たち国民一人一人が、これからのエネルギー事情について、もっと強い関心を持ち、そして考え、新たな取り組みに個人個人が、努力して行動していかなければならないという啓示なのかもしれません。
今回の住宅では、これまでのエアブレス住宅に太陽光発電とエネファームのダブル発電プラス土壌蓄熱式床暖房搭載した住宅を提案しました。
これまでの住宅においても、耐震等級、温熱環境も最高等級の住宅を提案してきましたが、更なる省エネルギー住宅を目差して計画いたしました。
太陽光発電は、皆さんご存知の通り、屋根に取り付けたパネルにより電気を発電して、家庭用電気に変換後、家庭で消費しない余った電気を売ることが出来ます。
エネファーム(燃料電池)都市ガスを燃料に電気を発電して、その発電の際に発生する熱を利用して、お湯を沸かし貯湯し給湯に使ったり、床暖房などにも利用することが出来ます。
土壌蓄熱式床暖房は、地中に埋設したヒーターパネルを、夜間電力で暖めて暖房に使用します。
高性能なエアブレス住宅で、両者を導入するとその使用状況においてはゼロエネルギーで、暖房までまかなうことが可能となります。
完成は、震災前の3月始めでしたが、震災では何の被害もなく、改めて丈夫な家であることを証明してくれました。
image1:エントランス外観
image2:広めの玄関には、ニッチを配し控えめな照明もおしゃれです。
image4:無垢の梁と天井は時間と共に色艶を増して、ビニールクロスや新建材では出せない風合いを見せてくれます。
image5:玄関ステンドグラス、お客様ご希望のデザインを図案化してステンドグラスを製作しました。
image6:エネファーム(燃料電池)1kW発電で、エコ給湯より若干小さめの設備です。
image7:屋根に搭載した約3.2kWの太陽電池パネル
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