交通量の多い幹線道路から、一本路地に入った先に建つマンションリノベーションの計画です。
建物に入ると外の喧騒は遮られ近くの木々を望むことが出来きました。そこで隣地の緑を日々の暮らしに取り込み、穏やかな時間の流れを感じることが出来る空間にしたいと思いました。しかし既存の空間はキッチンの配置や間仕切壁、そして無駄な凹凸が眺望を遮り煩雑な印象を受けました。
キッチンの配置方向を変え、小壁や垂壁など空間を構成する要素を一つ一つ整えていくことで、大きく間取りを変更することはせずとも空間に広がりと静けさを作り出しています。光と陰影の移ろい、そして眺望を素直に受け止めることができる空間となりました。
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