北に浅間山を見上げ、遠く北アルプス、南アルプスまで見渡すことが出来る開けた場所で、段々畑として使われていた。
土地の造成を最小限に抑えるため、段を利用した動線計画を考えた。眺望を得る為に2階をリビングとし、1階を個室群、その間の中2階を上の段の畑からアクセスする玄関としている。斜面上部北側から建物に入り、階段を登ると高い位置からの景色が目の前に広がる。
凍結深度にならって下がった基礎内部空間も居室とし、高さを抑えることでなるべく斜面に沿うように低く押さえ込んだ。
屋根は雪の凍結や落雪を考慮し東西に分け、せり出した床の下には薪や機器が納められる。
切妻屋根の下の大きな空間が、その目の前に広がるパノラマの景色と相まってより家族を、生活を豊かに包んでくれる。
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