傾斜地は比較的安価で土地を購入することができるだけでなく、眺望の良い土地であることが多いため景色を楽しむことができるというのもメリットのひとつです。
そこで今回は、傾斜を活かした設計をしている住まいの建築事例をSuMiKa編集部が厳選しました。理想の住まいを考えるうえでのヒントにしてくださいね。
1:傾斜地の家
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閑静な山手の住宅街に建つミニマムハウスです。
土地は高低差が5mほどあり、駐車部分を考えると平地がほとんどない敷地で、建物を地下に埋める方法以外選択肢はありませんでした。
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地下部分の防水や構造に気を配り、湿気対策としてドライエリア、床下の機械換気、断熱などを施すことで良好な居住環境を実現しています。
【事例詳細】
・構造:混構造
・敷地面積:150㎡〜200㎡未満
・予算帯:3,000万円以上〜3,500万円未満
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2:鵜沼の家(傾斜地に建つ建築家自邸)
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濃尾平野の北端。平野が終わり、山地に切り替わる段差のある敷地に建っている住まいです。
この段差を利用して、アプローチは2階からとり、主要道路からは平屋のように見せることによってプロポーションを引き締めています。
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建物の構造は1階はRC造、2階壁はRC造、屋根と柱は木造という少し特殊な混構造をしています。地震力は重いRC壁で受け、木造の軽い屋根荷重は木で受けています。
回遊性があり、外の景色の中でご飯を食べ、薪ストーブの火で暖まり、トップライトから星を眺め、ブランコに乗りハンモックで休む。そんな生活を楽しむことができる家となっています。
【事例詳細】
・構造:混構造
・敷地面積:300㎡以上
・予算帯:2,500万円以上〜3,000万円未満
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3:高峰の見晴らしの家
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標高1000m付近に位置し、浅間山を背に佐久平の見晴らし抜群の敷地に建つ住宅です。
北側接道の敷地は北から南へ下り傾斜があり、南隣地に親世帯が住む平屋住宅が建っている敷地条件となっており、眺望と世帯間のプライバシーの確保をテーマに設計されています。
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傾斜を活かしたスキップフロアの空間構成を取り入れることで、空間を広く有効活用できるだけでなく、目線の高さが違うことで景色の見え方も変わり、四季折々の自然を楽しむことも可能になっています。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・予算帯:3,000万円以上〜3,500万円未満
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4:NARROW HOUSE
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鎌倉七里ガ浜の変形+傾斜敷地に建つ木造2階建ての住宅です。
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キッチンからデッキの先に見える水平線、11mに及ぶ本棚など厳しい敷地条件を逆手にしたデザインとなっています。
【事例詳細】
・構造:木造軸組住宅(在来工法)
・敷地面積:150㎡〜200㎡未満
・予算帯:2,000万円以上〜2,500万円未満
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5:YG ゆるやかな傾斜地に建つ家
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丹沢山系を望む傾斜地に建つ住宅です。斜面に逆らわない勾配屋根とし、内部空間は床のレベル差によりゆるやかに分節しつつ、各領域の開放性を調節しています。
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山並みに向かう眺望だけを手がかりとせず、移動によるシーンの展開を大切にしたデザインとなっています。
【事例詳細】
・構造:鉄骨造
・敷地面積:200㎡〜300㎡未満
・予算帯:3,500万円以上〜4,000万円未満
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傾斜地ならではのメリットを活かした住まいの建築事例をご紹介しました。気になった間取り・建築イメージがありましたら、ぜひSuMiKaで建築家に相談してみてくださいね。
※この記事はSuMiKaの過去掲載した建築事例をもとに作成しています。
文:SuMiKa編集部
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