普段は戸建て住宅に住んでいるお施主様。時々訪れるマンションをホテルのような、非日常的な安らぎのある空間にしたいというご要望でした。
マンションの構造上、部屋の区画を変更できない中で、間取りを3LDKから1LDK+WICへ最大限に空間を広げました。
景色を望めるリビングは大画面のテレビとステレオで過ごせる空間、その隣にキッチンと収納カウンターを設け、リビングとダイニングを見渡せるようにしています。BARカウンターにグラスを吊るし、薄暗い照明で雰囲気を楽しめます。
コンクリート躯体面を出し、ダイニングテーブルはエイジング加工を施した無垢板の天板です。無機質な中にも深みのある素材のデザインが非日常を味わうことができます。
ダイニングの隣には小上がりにした寝室です。一段段差をつけることで、仕切りがなくても視覚的にエリアを区切っています。寝室自体は最小限の大きさですが、扉をつけないことにより他の空間へと広がり、また廊下側に小窓をつけることで狭さを感じにくくしています。
WICは土足で行き来できる設定で、靴・コート・アウトドア用品などを置くために計画しました。
照明計画も光の色、明るさを変えて様々な表情になる空間に変えられるように設定しています。
お施主様が仕事柄様々な土地に行き来するので、雑貨、生活用品などおしゃれなものを飾り、更にこの空間をアップデートされることでしょう。ここが完成形ではなく、「住み続けることで完成に近づく」、リノベーションの醍醐味の住み方としたプランです。
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