築100年以上の古民家(元はお遍路宿)の改修。デザイン事務所とアパレル、カフェの機能を内包している。UターンやIターンで田舎に戻ってきた3人の施主のイメージに合わせ、黒を建物のコンセプトとした。
建物は商店街に位置しており、門前町の賑わいが感じられる場所である。しかし、近年お遍路や厄除け参拝の客が減少傾向にあり、町人口の現象も相まって商店街はシャッターを下ろしている店舗が目立っていました。そこで、閉店後も店の雰囲気が通りに滲み出していき、台風による被害(瓦が飛んでくる)を軽減する意味で、格子の雨戸を取り付けました。結果、この格子が建物の顔にもなっています。
築100年超の古民家に若者が手を加え、町に新たな息吹を与えてくれることを願って設計しました。
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