横浜郊外の高台に建つ家族三人の住宅です。
敷地内の高低差が約1.7mあり、その高低差を活かした建物計画とした。
敷地は南北に細長く北側に雑木林、東西に住宅、南側は4mの道路を挟んでアパートに囲まれているため、外に開くことが難しく、内に開く家が考えられたが、外に閉じると外部との関係性が薄れていくため、光や風や緑が豊かに存在する外と内を同時に存在させる「そとのある家」を考えました。
エントランスに入ると、大きな吹抜けのあるエントランスには木(シマトネリコ)を植え、上部のトップライトからは太陽の光が差し込み、エントランスに入り込んできた風が重力換気により吹抜け上部やLDKを抜け寝室から風が抜けていき、家に入ったその瞬間から別の外を感じることができます。
エントランスから階段を上がりLDKに入ると、そこにはもう一つの外が広がりを見せる。LDK中央には木が植えられ、上部のトップライトからは太陽の光を感じ、閉塞感を全く感じない広々とした空間となっており、エントランスから抜けてくる風を感じながら、移り行く四季の中で木々の変化を感じながら生活することで環境への感覚が研ぎ澄まされると共に、自然の中で家族か「ふれあい」ながら生活することで新しい家族の絆が生まれることを期待している。
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