35坪という大きさはLDKを20畳くらいにして、動線を短く設定すれば4部屋取ることもできます。皆さんで言う所の4LDK。でも、そんなにうまくはいかない。大抵我慢しながら、必要な間取りを確保する。空間の狭さの我慢はOKだと思うけども、やりたい事、楽しい事の我慢はしてはいけない。限られた広さを生かす。更にもう一つアクセントを加えたい。35坪でも40坪くらい広く使えて、敷地も有効利用できる住まい。そんな住まいを目指しました。
キッチンからすべてを見渡せる中庭
離れのある和室
南側が高い傾斜地でも、明るい住まい
今回の家づくりは、土地探しから始まりました。小学校が決まっていたのでそれほど広い範囲で土地探しができません。良い土地は、やはりコストが高い。そこで、傾斜地でも、住まいを魅力的にできれば、安い土地も検討しても良いとのことでしたので、北側に寄せて南側に大きな中庭を作ったプランをお見せしました。中庭は当初の要望にもないプランでしたが、こういう回答もあるんだ!!という具合にこの土地の購入へ進みました。土地の購入の時には、デザインのほとんどは終わっていました。
中庭の要望がないところから中庭の提案をしたので、そこから様々な住まいのエピソードが生まれました。中庭でビールを飲みたい。子供と遊びたい。。ない所に新しい価値観が生まれて設計冥利に尽きます。
住まいの設計の場合、家本体だけでなく、土地の条件により外構など様々なコストが掛かってきます。土地探しからでしたら、その段階で設計者に相談して、取捨選択をしながら最良の選択肢を探せれば一番です
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