閑静な山手の住宅街に建つミニマムハウスである。土地選びからご一緒させていただき、土地購入、工事費等資金繰りの面でお手伝いさせていただいた。
土地は高低差が5mほどあり、駐車部分を考えると平地がほとんどない敷地で、建物を地下に埋める方法以外選択肢は無かった。 地下部分の防水や構造には気を配り、かつその部分には湿気対策としてドライエリア、床下の機械換気、断熱など気を配った結果、竣工数年を経過してはいるがおおむね良好な居住環境のようだ。
外観はヒノキ羽目板の外壁、木製建具、焼杉板のオマージュとして角波の板金仕上を施した。バナキュラーな面を残しつつ、モダンな面もある見た目としている。 屋根上にはロフトを作り、夏には山向うに見える花火が楽しめるようにした。
内部は国産材を多く使用し、眺望にも配慮した開口部としている。
小さな(100㎡程度)家であるが、敷地高低差と子供らの成長や家族の住まい方をクライアントとともに考え抜いた棲家となった。
構造規模 : RC+W(混構造) 延べ面積 101 ㎡
竣工 : 10.2011
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