仙台市の中心部に、コインパーキングとして活用中の三角形の狭小地がありました。しかし三角形であるが故に、手前に3台駐車すると奥には駐車できないデッドスペースが僅かに残ってしまいます。この小さな余白部分に、カディはあります。
周囲の雑然とした雰囲気とは一線を画すように、カディは宙に浮かせた構造になっており、入り口に立つと中に吸い込まれるような、パースの効いたスキップフロアとしました。2階の客席は、外からは想像できない広さを感じさせます。
カディのオープン後もコインパーキングの稼動が落ちることは無く、敷地を十二分に活用して、まさに二兎を得ることとなりました。