板橋で江戸前寿司の一時代を築いた施主さんから、店舗と住宅を新築したいというご依頼でした。店舗を切り盛りする若大将の息子さんから、両親が住む家は、老後も安心して暮らすことのできる住宅にしてほしいとご要望があったことから、洗面、風呂、廊下の幅やトイレなどをバリアフリー寸法としました。寝室からトイレへ最短動線の設計とし、寝室は趣きある和室に長寿の象徴として松の床柱を設えました。リビングは息子さん夫婦、お孫さんも集える広々としたモダンな空間としています。
店舗は、カウンターを大将の舞台と見立て、背景に波型の漆喰デザインを左官職人の技により実現しました。カウンターは吉野桧の一枚板を、大工の技でL型につないでいます。客席は靴を脱いで、畳の床に椅子で食事をするスタイルです。旧店舗の奉納額をインテリアとして飾り、歴史を引継いだ新店舗としてさらに賑わってもらいたいと願いを込めました。
・1.5階分の天井高の開放的なリビングダイニング
・自然素材を使ったモダンなインテリア
・素材、照明計画にこだわった店舗の内装
素材や鮮度にこだわる寿司店だからこそ、健やかな自然素材だけを使って住宅を設計しました。
寸法はバリアフリーを重視した高齢になっても使いやすい設計にしました。
精巧なインテリアパースを作成していますしたが、完成したインテリアの予想以上の美しさに驚かれていたことが印象的でした。
建築家に住宅を依頼することは、多くの方が思っているほど、ハードルの高いことではありません。あなたに合った暮らしやインテリアについて、時間を掛けて話し合う中で、少しずつ形にしていくことを大切にしています。
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