弊社のオフィス。
2005年の事務所設立時は都立大学駅の30m2のマンションの一室からスタートし、翌年から55m2の学芸大学駅のオーディオショップの上の事務所に移り、2011年から学芸大学西口商店街にあるこのビルの4Fで設計活動をしています。100m2あるこの事務所には入口を入った所にオープンなミーティングスペースを設け、ミーティングでレファレンスが引けるように本棚で覆われるようにしました。コピーや模型材料を収納する家具を間仕切りとして、奥にはスタッフ12人分のデスクがあります。ラーチ合板の4×8判(1200×2400)をベースに幅2400のデスクで4人用のアイランドを作り、設計図面用のA3のファイルも収納できる奥行きのある棚を間に入れてパーテションとして仕切っています。頭を上げれば対面の同僚の顔を見て話が出来る様に、棚の高さは1200としています。この様なデスクのアイランドを窓のある壁に直行するように並列に配置して、モニターに光が反射して映り込まないようにしているだけでなく、スタッフ間のコミュニケーションがとりやすい様にしました。
私が座るディレクターデスクは、幅が2400とひと回り大きく、書類や図面を広げられるようにしています。またスタッフのデスクの向きと直交するレイアウトとして、スタッフとコミュニケーションを取りやすい様にしました。模型置き場及び模型作業用テーブルを仕切りとして、奥にトイレやキッチンを設けました。またこのプランではカタログを保管する棚をディレクターの壁面収納の裏に設け、両側が棚のカタログサンプルコリドーとしました。このコリドーと執務空間、水廻り空間はぐるりと回遊できるルートになっており、広くないオフィスに収納スペースを確保するだけでなく、空間の中に距離感を生み出し、 より広い空間として感じられる様にしています。
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