大豆戸町の家

この住宅は、６０代後半の女性が住む地下１階地上２階の住宅である。
北側に幹線道路、東側に通抜道路、南側に公園西側に調整池、ＪＲ送電線が聳え立つ起伏のある敷地の可能性を上げることを求められた。
人との交流が好きな施主の為に、家を開放し使用できるように寝室群とパブリックな空間を通土間で分ける計画とした。
起伏のある敷地の特徴を生かし、床をスキップさせることで全体のボリュームを抑え、敷地に馴染むようにした。
幹線道路や送電線が近い条件の中、建物の骨格をＲＣでシールドし、内部は木軸で空間を成立させた。
寝室棟の床材はこの地で育ったケヤキを使用し、外壁に木を貼ることで自然に馴染み経年変化を楽しむことができる住宅とした。
懐かしさを感じ、それでいて新しい形の住宅を目指した。

FISH+ARCHITECTS一級建築士事務所

中山薫 + 盛勝宣

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