三方を建物で囲われた街中の細長い敷地(間口6.16m 奥行き26.60m)とあって 単に窓を設けても自然の景色は期待できません。そこで敷地の手前から奥までを繋ぐ長いウッドデッキのあるプランを提案しました。
デッキに沿って縦格子やスリガラス窓を設置し 玄関前の中庭には屋根まで聳える大きな楠木を植樹しました。そうすることで まわりの家々をほとんど感じさせないで 開放的に光と風と緑を住まいに取り入れています。
また建築材料には県産の自然素材を多く用い 地産地消に取り組みました。柱・梁の構造材 壁・天井の仕上木材には加賀の杉を 土間と内部の左官壁には能登の珪藻土を用いています。
奥に向かって重なり合う空間と それを強調する列柱 そこに差し込む幾つかの光が 森の中をイメージさせてくれます。
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