「カフェのようなクリニックを・・・。」クリニックの建替えにあたって、小室先生がご希望された新しい建物のイメージです。 明るくてオシャレな空間という意味合いもありますが、地域の皆さんや新しい患者さんが、気軽に立ち寄ることが出来たり、志を同じくする医療関係者の方々が集まることのできる広場のような空間を作りたいという強い思いがおありでした。小室クリニックは、外来のみならず、訪問診療、訪問看護、訪問リハビリテーション、訪問介護サービスなど多様な医療・介護サービスを提供されている在宅療養支援診療所です。現在まで、約180年間7代にわたり、埼玉県西部の地域医療に貢献されてきました。地域の医療機関、介護施設などと連携を持ちつつ、医療・介護サービスを提供する地域医療の重要な拠点になっています。患者さんやご家族の方々が気楽にご相談できる「開かれた施設」を目指すと同時に、その先の『地域の皆さんが安心して住みなれた場所で最後まで過ごすことができる』医療・介護システムの構築をめざして・・・。
地方創生の立場から、演出家の平田オリザ氏が、コミュニケーション教育や文化について、いろいろな本を書かれています。「対話の空間として、新しい広場をつくる」「劇場や音楽ホールを単に鑑賞の場とするだけでなく、市民の新しい広場としてとらえ直す。」「貧困の中でも孤立せず、社会と繋がることができる文化による社会包括の仕組みをつくる。」など・・・、現実問題としてその空間の重要性についても言及されています。これからの地域社会では、様々な分野で「新しい対話の空間」が必要になってくると思いますが・・・、小室クリニックは、医療の側面から創る「地域の新しい広場」ともいえるかもしれません。
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